美容に良いというコラーゲンの真実



医学的な効果

 

 

ここではもう少しコラーゲンの摂取効果について検証してみましょう。まず最近の、飲んだり食べたりするいわゆる経口タイプのコラーゲン製品についてですが、これらは低分子コラーゲンペプチドを使用しています。

 

低分子コラーゲンは、普通のコラーゲンとは違って、低分子で小さい分、吸収率が高いようです。そして、サプリメントなどに配合されるのは、コラーゲンを酵素分解したコラーゲンペプチドです。多くのドリンク、サプリメントはコラーゲンペプチドを使用しています。

 

分解される前の普通のコラーゲンは分子量が30万ほどですが、コラーゲンペプチドだと、分子量が約3000なっています。つまり1/100程度の大きさまで分解されているのです。最近はもっと分解を進めた低分子コラーゲンも作られています。低分子コラーゲンの分子量は最先端では1500~1000レベルまでしようとメーカー間で競い合っています。

 

こうして吸収率の優れたコラーゲンを作ろうとしているわけです。長期的な経口摂取によって医学的にも効果が認められているのはこうした製品だと思います。ただ、少量をたった1回飲んで、翌日、効果があるような気がするのは、それこそ気のせいかもしれません。巷で医学的にコラーゲンの摂取効果がないと言う説は、おそらく吸収しにくい高分子コラーゲンペプチドを含む食材を指していると思われます。