低分子コラーゲンの利用

さて、長期的な経口摂取によって医学的にも効果が認められている低分子コラーゲンの製品ですが、これについても、適している人とそうではない人がいるのです。
適しているという人は、まず30代以上の人ということです。それは年代として、線維芽細胞の活性が衰え始めるのがわかりやすいからです。肌の潤いを自分の内部力だけでは保てなくなってきたのです。
以前に普通のコラーゲンを飲んでいたという人にもお勧めです。その時は効果が感じられなかったとしても、もっと低分子化されたコラーゲンによって線維芽細胞を刺激すれば、今度は変化を感じやすいと思います。
もともと乾燥肌だという人にもお勧めです。ただ、線維芽細胞は誰もが持っている細胞ですから、普通肌やオイリー肌の人でも潤いが感じられると思います。
逆に適していない人というのは、言ってみれば若い人、10代、20代の人です。この年代は線維芽細胞の活性も盛んですから、サプリメントを飲んでもその効果は出にくいものです。皮脂の分泌も活発で、自分自身の力で肌の潤いが充分に保てます。
そして、コラーゲンを摂るとニキビが出来てしまう人というのも稀ですがいます。この場合は、コラーゲンの原料をいろいろ替えてみてください。たんぱく質アレルギーの場合もあります。もともとコラーゲンの原料は、豚の皮、魚のうろこや皮、鶏の骨などであり、こうした原料自体にアレルギーのある人は、やはり摂取しない方がいいでしょう。
過度にコラーゲンを摂り続けるのもアレルギーリスクを高くしてしまいます。メーカーが推奨している量は守りましょう。